繊細な味付けのお弁当とお惣菜
美しい盛りつけの上品な本格京料理
西武百貨店池袋本店地下1階の『京都 福ろく寿』でお弁当とお惣菜をテイクアウトしました。
こちらは『京料理 福ろく寿』の総菜店で、伝統的な京料理の手間ひまかけられた味を、東京にいながら楽しむことが出来るお店です。
予約のみで作られる高級弁当から、月替わりの味が楽しめる季節のお弁当、定番の京料理のおかずまで、様々なお弁当やお惣菜が揃っているので、色んな用途に活躍してくれそうです。鱧や湯葉、京茄子などを使った本格的な京料理も、量り売りで好きなだけ頂けます。
今回テイクアウトしたのは、【まかない丼】(630円)、【料理詰め合わせ(茄子)】(630円)、【鱧とトマトの夏サラダ】(683円)の三品。
京都らしいやさしいあんかけ
湯葉やカニが豪華な丼
【まかない丼】は、お店でも人気の定番商品。湯葉や野菜のあんかけが入ったトレイが、ご飯の上に乗り二段になっています。レンジでチン! してから、ご飯にあんかけを乗せれば、出来立てのような美味しさでいただけます。
あんかけは、煮こごりのようにしっかりしていて、熱々に温めてもとけない位とろみが強いものでした。丁度良い甘辛さのあんは、とても口当たりが良く、ふんわりとご飯を包み込むようなやさしい味と食感です。
あんかけの中には、具材がいっぱい。上品なあんに文句なく合う湯葉。シャキシャキとした歯触りのきくらげや人参。食べ進むのが楽しくなってしまいます。
そして、豪華にたっぷりと盛りつけられたカニの身は、旨味がギュッと閉じ込めらていて、味も香りも最高! まかないと呼ぶにはあまりにも豪華な丼は、みんなにも勧めたくなる逸品でした。
京を楽しむお惣菜詰め合わせ
二種の味噌で頂ける茄子田楽
【料理詰め合わせ(茄子)】は、茄子田楽をメインに、煮物や量り売り惣菜の品を少しずつ頂ける詰め合わせです。
茄子田楽は、大きな丸茄子の存在感が抜群。箸でスッと切れるほどやわらかいのですが、茄子独特の歯応えも残っていて、絶妙な食感を味わえます。二色の味噌で、二種類の味を楽しめちゃいます。
野菜の煮物は、全て素材の味がいきていて、滋味豊かな美味しさ。冬瓜や蕗は、出汁をたっぷりと吸ってとてもジューシー。里芋はとろりとやわらかく、にんじんや茄子はあっさり薄口。繊細な味付けと煮加減は、さすがの京料理、と感動させられます。
店舗でもひと際目を引いた美しいだし巻きは、箸で掴むとほろほろっとくずれそうなほどのやわらかさで、玉子とお出汁の味わいを楽しめます。そのふわふわした食感は、家庭では絶対にマネできません。
なますやきんぴら、湯葉ぜんまいなども、全ての食材にまで丁寧に手がかけられているのが伝わってきて、手作りの良さを堪能しました。
伝統的な鱧と洋風素材を使う
斬新なオリジナル京風サラダ
【鱧とトマトの夏サラダ】は、伝統的な京料理のお店で見つけた、とてもモダンな一品。真っ白に揚げられた鱧と、トマトの赤、パプリカの黄色、水菜とルッコラの緑と、見ているだけで元気が出そうな綺麗な夏サラダです。キラキラしたダイヤ型カットの容器もお洒落で涼しげですね。深い容器にぎっしりお野菜が詰まっていて、とても食べ応えのあるおかずサラダです。
まず、カラッと揚がった肉厚な鱧のおいしさにびっくり! そして、和食で、しかも鱧と一緒に、ドライトマトが使われているのが面白いですね。このドライトマトの甘酸っぱい塩気が、あっさりとした鱧とよく合うのにまた驚きます。
トマトやパプリカ、水菜やルッコラなど、付属のドレッシングをかけなくてもそのままでいただけちゃうほど、それぞれの素材が美味しくフレッシュです。さっぱりしたポン酢ドレッシングをかけると、また味が変わって箸が進みます。まるでイタリアンのような味と彩りの、とても新鮮な鱧のサラダでした。
素材を吟味し、調理に手をかけられているのが一目見てわかるようなお惣菜が沢山並ぶ売り場には、お弁当やお惣菜を購入する女性客で賑わっていました。
鱧や湯葉などは、普段、自分で調理するのはなかなか難しい食品ですから、プロの手と技でおいしく仕上げられたものを購入出来るのは本当に有り難いことですね。高級京料理を気楽に味わえる、とてもありがたいお店だと思います。
和食のおいしさ、美しさを、改めて感じさせて貰いました。次回は是非、予約のお弁当を頂いてみたいです。
(容器プレス! ライター:大谷)
『京都 福ろく寿』
西武池袋本店 地下1階
東京都豊島区南池袋1-28-1
電話 03-3981-0111(大代表)
営業時間 本館[月・土]午前10時〜午後9時 [日・祝休日]午前10時〜午後8時