第９回：松屋銀座店地下1階『りょくけん』 (東京デリカレポート)

松屋銀座店地下1階にある、『りょくけん』でお惣菜をテイクアウトしました。
『りょくけん』は、ルーツ農法（別名：永田農法）より育てられた野菜と果物を使った野菜惣菜「ベジデリカ」を味わえる、“八百屋さんがやっているお惣菜店”です。

ルーツ農法とは、原産地の気候風土を再現して育てる農法。水や肥料をあえて抑え、野菜や果物にとって厳しい生育環境を与えることによって、野菜本来の持つ旨味を最大限に引き出すという考えに基づいたものです。
そんな『りょくけん』の野菜を使ったお惣菜が購入出来るのは、ここ松屋銀座店だけ。
「切る、焼く、蒸す、揚げる」までのシンプルな調理法で仕上げた「ベジタル」、最小限の味付けが施された「ベジプラス」、動物性の食材を加えた「アラカルト」と、調理法によって3つのカテゴリーに分けられた総菜が揃っています。

今回購入したのは、【りょくけんランチBOX】（683円）と、【シェフのパスタサラダ】（1盛399円を2盛）、【りょくけん野菜のラタトゥイユ】（100g当り315円）の三品。

【りょくけんランチBOX】は日替わりのメニュー。「ペンネのりょくけんトマトソース」は、りょくけんトマトというオリジナルブランドのトマトを使用したソースが絶品。トマトの果肉が残っていてとてもフレッシュで、薄味なのに深みのある味わいです。これがペンネによく絡んで、思わずパクパク頂いちゃいました。
「なすの揚げ煮浸し」は、こちらも薄めの出汁味ですが、ナス本来の味を堪能させてくれます。箸でスッと切れる程やわらかく、ジューシーなナスには大満足。付け合わせのインゲン、ブロッコリーは、ガリッという程に固めの食感で、もしかして生なのかな？　新鮮な野菜だから苦みもなく、そのままでも美味しく食べられるのにびっくりしました。
「小松菜のゴマ和え」の小松菜も、ほとんど火を通していないようで、生のようなシャキシャキ食感。白ゴマと黒ゴマ、両方使われた甘めの味付けが、小松菜の独特の苦みと旨味を引き立てています。
「白米と玄米のご飯」は固めでプチプチの玄米たっぷりで、食べ応えもありますね。
4つに分れたシンプルな浅口の容器は、レンジ可で盛りつけも映えそう。家庭でリサイクルするのもいいかもしれませんね。

【シェフのパスタサラダ】は、からすみを散らした丸オクラのパスタ。オクラは沖縄の丸オクラで、星形でなく丸い断面をしているのが特徴です。この丸オクラは生でも食べられるそうです。初めて食べたのですが、これもひょっとして生!?　と思う程の新鮮な食感と瑞々しさでした。からすみの塩味を活かしたあっさりパスタが、この丸オクラと良く合っていてとても美味しかったです。
葦や砂糖きびのパルプを使用した紙の容器は、まるで繊維のようにやわらかい質感で、見た目もオシャレ。その上地球にも優しいなんて、嬉しい事づくめですね。

【りょくけん野菜のラタトゥイユ】は、季節の野菜をりょくけんトマトから作ったソースで煮込んだ一品。色とりどりの野菜は、透明な容器越しに見ているだけでも楽しい気分になっちゃいますね♪
玉ねぎ、インゲン、ブロッコリーはシャキシャキ感を残し、逆にニンジンやパプリカはとってもやわらかく煮込まれています。野菜のお味は、甘～くてびっくり！　素材その物をじっくりと味わえるよう、上質なオリーブオイルと、わずかな塩で味付けをしているだけなんだとか。この甘味は、本当に野菜の持つ自然な旨味からなんですね！　１つ１つの野菜に自信があるからこそ出来る調理法と味付けだなぁと感心しました。

松屋銀座店の店舗では、『りょくけん』の旬の野菜や果物も豊富に揃っているので、食材から購入する事もできます。
お惣菜は全て、『りょくけん』のポリシーに則って作られた安心・安全な野菜から出来ているそうです。売り場には「ベジタブルマイスター」が常在しているので、野菜に関する質問や調理法などについても、気軽に相談出来るのは心強いですね。
今度は是非、いろんな生の野菜を買って味わったり、普段のお料理に使ってみたいなと思います♪
（容器プレス！　ライター：大谷）

『りょくけん』

松屋銀座店地下1階

東京都中央区銀座3-6-1　
TEL　03-3567-1211（大代表）
営業時間　7月/8月　午前10時～午後8時
（8月20日（月）は午後6時30分まで）
休業日　7月/8月は休まず営業

【容器情報】

■ＢＦ‐１６２‐１　ホワイト　【シーピー化成】
何かと便利な4つ仕切り容器。光沢のある素材が中身を引き立てます。
サイズ：205×205×30(12)mm　材質：低発泡PS（PP入）